お祭りになると、揃いの法被にねじり鉢巻といういでたちで、神輿を担いで威勢よく町内を錬り回る姿を見かけます。
日本独特の風物詩です。
神輿とは、もともと氏神の神霊の乗物のことです。
祭りになると、神霊を神輿に乗せて、氏子の住んでいる地域を巡行したので、氏子たちはわざわざ神社に出かけなくても、自宅近くで神詣ができました。
本来は、神霊を担いで静かに回るのが習わしでした。
神社のよっては担ぎ手の神官たちの息が神輿にかからないようにと、口に紙をくわえて担いだとさえ伝えられています。
ところが、江戸時代以降になると、各地にさまざまな神輿スタイルが生まれて、わざと神輿を揺さぶったり、神輿同士をぶつけあったり、海や川に入れるといった、神霊も驚くような神輿が現れています。