結婚式後の新郎・新婦の文字どおりお披露目の宴が披露宴です。
近世以降は、主に新郎の家で婚姻の式が行われ、親戚・知人・隣人などを招いて披露宴が行われました。
翌日はとくに新婦にお披露目のため、新郎の親と新婦が、近所に挨拶回りして、息子の嫁として嫁入りを認知してもらうというのが慣例でした。
明治以降、神前結婚式の広がりとともに、披露宴も盛大になり、挙式よりも披露宴のほうに重きが置かれるようになっていきました。
現在でも、披露宴では開宴を待つ間、招待客に桜湯が出されることがあります。
これは、お茶では「お茶を濁す」に通じるということで敬遠されました。
茶碗の中で桜の葉が開き、見た目も縁起もよいということで、桜湯を出すようになったといわれます。
030お色直し
披露宴の間に、新婦が一時的に宴を離れ、装いも新たに再登場するお色直しが行われます。
お色直しは、昔花嫁が実家の家紋をつけた白無垢で婚礼に臨み、式後は、嫁入り先の家紋をつけた衣装に着替えたことに始まるといわれます。
また、結婚式という厳粛な儀式では、清純を表す白無垢を着て、披露宴では別の着物に着替えたという説もあります。
もともと女性だけ行うものでしたが、いまでは新郎もモーニングから紋付姿に着替えたりすることもあります。