日本は言霊の国であり、言葉の持つ意味に対してとりわけ敏感で、手紙のなかでも忌み言葉を避けてきました。
例えば、結婚、出産、誕生日、新築など慶事の手紙を送るとき、結婚に関する手紙には、別れる、切れる、去る、離れるなどといった表現は避けるようにしました。
悪意はなくても「月日の流れるのは早いもので・・・」などといった表現は避けてきたのです。
祝賀一般の手紙では、朽ちる、古い、乱れるなどと書いたり、新築や開店に関する手紙に火、散る、燃える、倒れるなども避けます。
弔事のときも忌み言葉があります。
例えば、不幸が重なるという意味でくれぐれも、重ね重ねなどと繰り返し言葉や。また、再び、続いて、などの不幸の再来を連想させる言葉は、注意して書かないようにします。
また、忌み言葉ではありませんが、手紙の文中で、人の名前や地名など、単語が2行にまたがるのは避けるべきです。
言葉が割れて、縁起が悪いと考えられたためです。