病院や産院で無事出産をすると、母親の胎盤と退治のへそをつないでいた、へその緒を、桐の箱などに入れて母親に渡します。
へその緒は、懐妊中は母親から胎児に送られる栄養補給路、生命維持パイプとして、親子の絆の原点ともいえるものです。
かつて母親は退院して自宅に戻ると、へその緒を乾燥させて、産毛とともに紙に包んで桐の箱に入れ、箱の表に子供の姓名、生年月日、両親名を書いて神棚に供えました。
そして、こどもが成人するまで守り神として大切に保管しました。
子供が成長し、男ならば戦争などに行くとき、女ならば嫁に行くときなどに本人に手渡していました。
また、へその緒は子供が大病したときに煎じて飲ませると一命をとりとめるとも考えられていました。